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PET検査と放射線について 基礎知識&治療説明

PET検査薬「FDG」について

PET検査に用いるFDGからは放射線(γ線)が放出されますので、検査を受けることで、わずかではありますが、被ばくします。(PET検査 1回:約2.2msv)

しかし、その量は、地球上で普通に生活していて1年間に受ける放射線の量(1人あたり 約2.2msv/年間日本平均)とほぼ同じと考えられ、PET検査による被ばくは、人体にほとんど影響がないと言われています。

PET検査と放射線について

PET検査薬「FDG」について 基礎知識&治療説明

PET検査のほか、同様に放射線を使った検査には、以下のものがあります。

・胃のX線精密検査(1回) 0.6msv
・コンピューター断層撮影法(CT検査) 6.9msv
・ラジオアイソトープ(RI)検査(PET検査)
・血管撮影検査(アンギオグラフィー)
・乳腺撮影検査(マンモグラフィ)

これらの検査は、がん早期発見には欠かせない検査であり、いずれもPET検査同様、被ばくはごく微量とされています。

がんの早期発見は、闘病の負担を減らし生存率を高めるため、微量被ばくのリスクとがんの発見が遅れるリスクを比較した上で、検査を検討されることをお勧めします。

一般的に、成人、特に高齢者は、放射線の影響は受けにくいと言われており、がん発症のリスクが高いとされる40歳以上の人は、がん検査を積極的に受けて、早期発見することが大切だと言われています。

一方、子どもは放射線の影響を受けやすいとされ、不要な検査を何度も受けることは避けた方がよいと言われています。

いずれの場合も、医師や検査機関から精密検査を勧められている場合は、がんやその他病気を早期発見・早期治療するために、速やかに検査を受けることをお勧めします。

■放射能と放射線

「放射線」は、光の仲間です。放射線を出す能力を「放射能」といい、放射線を出す物質を「放射性物質」といいます。
放射線にもさまざまな種類があり、その種類によって性質も異なります。

■人体への影響を測る単位「Sv」(シーベルト)

放射線量の人体への影響を表す単位です。放射線を受けることを「被ばく」といい、受けた放射線の量を「被ばく線量」といいます。シーベルトは、この被ばく線量の単位です。

■放射能を測る単位「ベクレル」(Bq)

放射線を出す能力、放射能を表す単位です。

■医療現場での放射線

医療現場で診断に使われるレントゲン撮影や、CTスキャンなどのX線で生まれる放射線のことを人工放射線といいます。

これらは、人体への影響を心配する必要がない、放射線量の目標値が国際放射線防護委員会(ICRP)によって勧告され、日本もこれを受けて法律で定めています。