人間が眠っている時間は、実に人生の3分の1以上と言われており、睡眠を上手くコントロールすることが、健康な毎日を送るためには不可欠です。
リモートワークが普及して生活リズムが乱れがち…という方も多いのではないでしょうか?おうち時間が長くなり、ついつい夜更かししたり、逆に睡眠過多にもなりかねません。そんな中で、最近はテクノロジーで睡眠を改善する「スリープテック」が大きな注目を集めています。
今回は、睡眠が身体に与える影響と、睡眠の質を上げるためにおすすめのサービスをいくつかご紹介します。
もくじ
睡眠不足が身体に与える影響今話題のスリープテックとは?
睡眠の質を上げる!おすすめ睡眠アプリ
まとめ
睡眠不足が身体に与える影響
日本は先進国の中でも特に睡眠時間が短く、世界最短と言われています。2020年の調査データによると、日本人の平均睡眠時間は6時間22分で、他国が平均7時間を超える中で、慢性的な睡眠不足に陥っている人の割合が多いという結果が出ています。
睡眠は、食事や運動と同様に、生活習慣病に密接に関係しています。食事や運動に気を遣っている人は多い中で、忘れられがちなのが睡眠です。
近年では、睡眠不足や不眠が様々な病気に影響を及ぼしているという報告もあり、肥満や高血圧・糖尿病などのリスクが高まるとも言われています。また、睡眠不足により集中力が低下することで、仕事の効率が下がり、疲れや不安によるストレスにも発展します。
今話題のスリープテックとは?
睡眠不足が問題視されている中で、睡眠の質を改善したい人のための製品やサービス「スリープテック」が注目を浴びています。
スリープテックとは、「Sleep(睡眠)」×「Technology(技術)」の造語で、テクノロジーを使って、睡眠を分析し改善につなげる製品やサービスのことを指します。
具体的には、普段の睡眠の質を分析したり、瞑想することで睡眠導入へと導くアプリや、睡眠の質を高めるために開発された寝具などが挙げられます。
スリープテックの関連市場は世界的にも注目を浴びており、2020年に1.3兆円、2027年には4.4兆円にまで市場規模が拡大するとされています。日本でも睡眠改善を目的としたサービスが徐々に注目されてきており、スマホアプリを使って睡眠コントロールをしてるという人も増えてきています。
睡眠の質を上げる!おすすめ睡眠アプリ
①いびきラボ
まず始めにご紹介するのは筆者自身も普段使っているいびき測定アプリ「いびきラボ」。睡眠中のいびきを録音できるアプリです。無料でも使うことができ、普段の自分のいびきレベルをスコア化して録音してくれます。有料版になると、いびきの規則性や習慣なども分析してくれるため。
使い方はシンプルで、寝る前にアプリを起動し録音ボタンを押して寝るだけ。録音時間の設定も出来るので、就寝時にのみ起動させることもできます。いびきに悩む人は有効に活用できるサービスです。
②熟睡アラーム
「熟睡アラーム」睡眠導入から起床までをサポートしてくれる万能アプリです。就寝時にはリラックスして睡眠へと導いてくれる熟睡サウンド機能で、入眠に適した80種類以上のサウンドを自由に流すことができます。
また、睡眠中の記録を残すことができ、睡眠時間やいびきの測定の他、睡眠から覚醒したタイミングなどもお知らせしてくれます。さらに起床時には、あらかじめ設定した時間でのアラーム機能の他、睡眠が浅い状態を感知して自動的にアラームを鳴らしてくれる機能もあります。
③寝たまんまヨガ
最後にご紹介するのは、寝落ちする人続出と話題のリラクゼーションアプリ「寝たまんまヨガ」。口コミで話題となり累計200万ダウンロードを突破している注目のサービスです。元々はアプリの音声ガイドに従い身体を動かすことで瞑想状態に入れるという目的で開発されたアプリですが、瞑想状態になることで睡眠導入につながり、結果的に10分で寝落ちしてしまう!と注目されています。
ベッドの中で寝た状態でアプリから流れる音声に従って手や足を動かすことでリラクゼーション状態を作っていきます。無料でも7つのメニューを体験することができ、さらに効果を感じたいという場合は課金することでメニューの幅が広がります。
また瞑想やマインドフルネスは集中力を高める効果もあるので、夜だけではなく、お昼休憩中の時間にアプリを使うことで心身ともにリラックスすることもできます。
まとめ
睡眠は、食事・運動と合わせて、健康づくりの3大要素です。生活習慣病を予防するためには、睡眠・食事・運動をバランスよく健康的に管理すること大切です。どれか1つの要素が欠けていては体内リズムが乱れて、健康を阻害する要因になる可能性があります。
最近寝ても疲れが取れない、寝つきが悪くなったという方は、スリープテックサービスを活用して睡眠の質を見直してみてはいかがでしょうか。