胃がんとは 読み:いがん英語:stomach cancer
胃は袋状の器官で、みぞおちの裏のあたりにあります。
胃がんとは、胃壁の内側にある粘膜(上皮)の細胞が、無秩序に増殖を繰り返して悪性腫瘍になった"がん"です。 進行して"がん"が大きくなるにしたがい、胃壁の中に入り込み、外側にある漿膜(しょうまく)やさらにその外側へと組織を深く広く侵攻していきます。
<初期症状>
胃がんの代表的な症状は消化不良や胃の不快感(食後の膨満感)です。
胸やけ、吐き気、食欲不振によって体重が減少したり、全身の倦怠感がでたりします。
<検査と診断方法>
胃がんや食道がんといった消化器系のがんは、内視鏡検査(胃カメラ)、レントゲン検査(胃部X線写真)が奨められます。
特に50歳以上の方は性別を問わず、厚生労働省の「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(平成28年一部改正)」によって、検査が受けられます。
胃がんは初期段階(1期)で発見して早く治療すれば、治る確率が高いため、定期的な検査が重要です。
気になる症状があるときには、検診を待たずに医療機関を受診しましょう。